モテたかったらヅカを観ろ!

英語でポピー、中国語で虞美人草、そしてスペイン語でアマポーラ・・・♪

今日は日比谷の東京宝塚劇場に行ってきました。今は雪組が公演中。
演目は『霧のミラノ』『ワンダーランド』。トップは朝海ひかるさん。
席を取ってくださったIさんのお母様、ありがとうございま〜す。
宝塚歌劇を観るのは久しぶりです。テレビで観ることはあるのですよ、衛星放送でやっているのでタダだし。中学生の頃、私は宙組初代トップスターの姿月あさとさんにメロメロでした。背は高く、優雅なダンス、マイクがいらないくらいの声量を持つ歌唱力、そして可愛らしい笑顔!ですが彼女はあっという間に引退。今は結婚されてバリ島暮らし。ショック受けましたね〜。彼女に憧れてタカラジェンヌを本気で目指したこともありましたが、結局私は普通に高校へ行き、大学に進学しました。まぁ背も中途半端ですし、特別可愛いわけでもないですからねぇ・・・ブツブツ。上京してからは劇団四季に夢中になり、タカラヅカからは遠のいていたのです。

さて、『霧のミラノ』。オーストリア占領下のイタリア・ミラノ。弾圧にあい、霧に包まれ緊張の中にあるミラノで出会ってしまった2人。お取り潰しになってしまった家の青年と、これまたお取り潰しの危機にある家の娘。彼女の家はどうなる?そして青年の素顔とはいったい・・・。ストーリーはこんな感じですね。
お取り潰しの危機にある織物屋の娘に惚れた主人公は、彼女を助けるために奔走するのです。そして彼は彼女に愛を打ち明ける。ひなげしの咲く湖畔で。
「君と離れたくないんだ!」彼女の肩を抱きながら叫ぶ主人公。・・・かっこいい。花畑でウフフ♪と笑い、手を取り合ってぐるぐる回るのは、現実にやればドン引きです。でも、タカラヅカの舞台ではそれが許されてしまうのです。優しく微笑むあなたの胸に飛び込むわ!そして抱きしめて私への思いを歌って!!・・・これこそ乙女の夢なのです。

女性が演じる男性が魅力的なのは当たり前です。理想が形になっているのだから。そして、いくつになっても夢の世界は変わらないものです。公演終了後、出待ちをしている多くの女性たち、ほとんどが中年の方々でした。タカラヅカは全ての女性に平等に夢を与える世界なんですね。いくつになっても乙女は乙女なんですな。

お花畑で「君と離れたくないんだ!」と絶叫してくれる方、求む。