ケータイ読まれてますよ!

電車内でケータイを開き、メールを打っている人がいる。
特に気にはしないが、ちょっとでも見えてしまうと、ものすっごく気になってしまう。
今日は電車に乗り込んで、すぐに座れた。
するとちらっと見えた文面は「もうすぐ帰るから待っててねvv」というもの。
横に座っているおじさんのケータイ画面に表示されている可愛いメッセージ。
ふふ、彼女からかしら?娘さんかな??とほのぼのとする私。
すると画面は変わった。フラッシュ画像で封筒が飛び交っている。
封筒の下にある文に目が釘付けになった。メール送信中
おじさん、可愛い。ケータイをポケットにしまったおじさんに気づかれぬよう、しのび笑う私。
するとおじさんはまたケータイを出して開いた。ピカピカ光って震えている。
返事が来たのかと覗き見る悪趣味な私は、見なければ良かったと思った。
画面に表示されているメッセージは、おじさんが今抱えている問題を如実に表しているような気がしたからだ。
ここには重すぎて書けない。
他人のプライベートを見るということ、これはとても恐ろしいことだと気づいた。
自分の馬鹿さ加減にうんざり。