近くて遠い。

当然のことだが、薔依雄(私の新しいPCであるVAIO)君の中にはまだ、オタクな画像が1枚も入っていない。壁紙は美しい特製のデザインがあるのだが、やはりエドや快斗でないと自分のPCだという気がしないので、ネットで探すことにした。「そのまま使えよ」という声が聞こえるが、まぁ幻聴だろう。逸る気持ちを押さえつつ、YAHOOのホームを開き、即打ち込み、そのままEnterキーをポチっと叩く。
すると、ボールド体で表示されていたのは『鼻毛の錬金術師』だった。打ち間違えた。確かに似ている。
「やぁ。奇遇だな、鼻毛の。」
「よっ!鼻毛の大将!!」
「やぁ、鼻毛のおちびちゃん」
「また邪魔をしてくれるのね、鼻毛のボウヤ」


・・・何事も確認第一である。