新しいってこういうこと?

天帝のはしたなき果実 (講談社ノベルス)

天帝のはしたなき果実 (講談社ノベルス)

細肉茶飯と書いてハヤシライスと読む・・・読みづらいっす。
吹奏楽部の面々のキャラクタや、練習風景、やってた人にはおなじみ「ダメ金」と思わずにやりとするシーンは多い。でもそれがなかったら読みづらくて、途中で投げてたかも。
「謎解きど〜ん!」「読者諸君、犯人を当ててみたまえ。どうせわかんないんだろうけどなぁ!はっはっは」的な態度のミステリを久しぶりに読んだなぁ。本格臭はしますが、何より独特の世界観にちょっとおばちゃんはついて行けません…。激しく疲れました。読み応えある本でした。




以下さらに所感。
登場人物が皆、日本語英語ドイツ語ロシア語フランス語を混ぜて話すのはキツい!読みづらいに決まってんじゃん!!
厚い!一段じゃなくて上下二段にすればいいじゃん!!
動機などの裏設定がぶっ飛んでる!オイラなかなか理解できなかったさ…オペラ座の怪人か??
参考文献多っ!でもちゃんとここまで載っける作者は偉いっ!!
蘊蓄いっぱいだ!お腹ぱんぱんで吐き気がする…。


でもこれが新しいってことなのかな…?オビにあるように超本格なのかな…??残念ながら、オイラには分からんかった。