ラファティ『九百人のお祖母さん』

九百人のお祖母さん (ハヤカワ文庫SF)

九百人のお祖母さん (ハヤカワ文庫SF)

これは飽きない。お菓子のぷっちょを連想した(なんでだ)。
ブラックユーモアと不条理の応酬。
でもおもしろかった。なぜ絶版。
以下、ちょっくら内容に触れます。

『九百人のお祖母さん』・・・手乗り。「えぇーそりゃないよ・・・」ってオチ。
『巨馬の国』・・・えっ、黄泉がえり
『日の当たるジニー』・・・ピーナツバターが食べたい。
『時の六本指』・・・確かに、そういうことになる。
『一切衆生』・・・SFらしいSF。
『カミロイ人の初等教育』・・・小さい頃はカミロイ星にいても良いかも。
『スロー・チューズデー・ナイト』・・・日曜日は遠い。
『スナッフルズ』・・・なんだったんだろう。
『われらかくシャルルマーニュを悩ませり』・・・お試しはお気軽に。
『蛇の名』・・・アーメン。
『せまい谷』・・・この土地誰の?
『カミロイ人の行政組織と慣習』・・・カミロイこえぇ〜
『うちの町内』・・・変人だらけ。
『ブタっ腹のかあちゃん』・・・ほんまかいな、そーかいな。
『七日間の恐怖』・・・いつだって本当に恐いのは女の子。
『町かどの穴』・・・ゼッキョー!翻訳の妙。
『その町の名は?』・・・ここでもお試し。
『他人の目』・・・げに怖ろしきお試しの世界。
『一期一宴』・・・腐らないのかな。
千客万来』・・・実のところ地球は広大だ。

たまに読んでも、「えぇ〜」って何度も言えると思うな。
ここまで書くって事は、私はかなり気に入ったようです。