日本人だからこそ

浅草もライトアップ

昨日(20日)に浅草のアサヒビール本社で行われたコンサートに行ってきた。
私が履修している授業を担当している先生のご好意だ。先生ありがとうございましたw
シュトナイデ弦楽四重奏団ウィーンフィルコンマスが中心)が大島ミチルの楽曲を演奏するという贅沢なプログラム。
大島ミチルさんの楽曲が大好きな私は喜んで出かけ、ご本人にサインをいただき、もう有頂天でございました。
彼女が生み出す音楽は、どんな映画のサントラであれ、懐かしさが漂っているように思える。
戦争のシーンの楽曲は恐怖より切なさを感じるし、騒々しいシーンの楽曲は祭りを髣髴とさせる。
何故だろうと思っていたのだけど、ご本人のお話と、この楽曲から納得がいった。

FOR THE EAST

FOR THE EAST

作りたいものがここまで明確に打ち出されたクラシックはなかなかない。


このコンサートは、アサヒビールCSR活動の一環として行われているもので、葉書で応募してきた地元の人を招待し、料金はパトロネージュ制を採っている。
そのせいか客の年齢層は上だった。
前半では新作のFOR THE EASTを演奏していたのだが、その時の客の反応はあまり芳しくなかった。知らない曲だからだろう。
休憩時間にアサヒビールの商品を無料でいただいた(私は1缶も飲めなかったが)。
すると、ビールを片手に持ったままで後半を聞くおっちゃん達。
椅子の上に胡坐をかくわ、演奏聞きながら雑誌(ゴシップ誌)読むわ、とまぁやりたい放題。静かだから良いけれど。
サウンドトラックの女王大島ミチルと天下のウィーンフィルコンマスをもってしても、おっちゃんには勝てんのか。
後半は大島さんが手がけたドラマや映画の主題歌を演奏。
純情きらりのテーマは、出だし8小節ぐらいで客席がざわめいた。
曲の終わりには「ブラボー!」と叫ぶおっちゃんもいた。
わかりやすい・・・。けれど、こうして良い音楽は誰にでも愛されるんだなぁと嬉しく思った。
北の零年のテーマすっごく良かったな〜、骨まで染み入るような美しい音色、うっとり・・・w
ま、私もおっちゃんたちと変わらないってことですね。