ムンク展@国立西洋美術館

『叫び』で有名なノルウェーの画家ムンク。彼の装飾画家としての仕事にスポットを当てた展覧会。
上記の『叫び』は3部作として知られているが、『生命のフリーズ』というひとつの壁画として機能するように描かれているので、自分の作品を並べてひとつの物語を生み出そうという発想がうかがえる。同じモチーフの多用が目立っておもしろい。
生と死を見つめる姿勢が、どの作品にもにじみ出ている。
決して人間に絶望などしていない、むしろ愛すべき存在として捉えている。
ムンクの作品を観る目が変わった。


個人的には『吸血鬼』『生命のダンス』『嫉妬』が印象的でした。
パズルを観に行った感覚も楽しめるので、おすすめ。