お嬢様、虎ノ門へ行く

虎ノ門ホテルオークラで開催された大沢在昌宮部みゆき両先生の講演会に行ってきました。

ホテルオークラアメリカ大使館の裏手。辺りは物々しく、おめかしして鼻歌を口ずさみながら雨の中を歩く私に、一人の警官が尋ねてきた。
「大使館に用がありますか?」んまぁ高圧的!
「いいえ。ホテルオークラに用事がありますのよ」
「そうですか。こちらは通らないようお願いします」またまた命令的!
「えぇ。以後気をつけますわ。私も、足止めなどされたくはありませんもの」
なんですか、テロリストか私は?警視庁も少しは市民に誠意をお示しなさい。

気分を害された私、ついにホテルオークラ到着。
早く着き過ぎてしまったのか、ロビーにはポーターのお兄さんたちがズラッと並んでおり、一斉に「おはようございます」と頭を下げられた。居づらい。ヘコヘコしながら会場である平安の間を探す。・・・見つからない。ウロウロとしている私に一人のベルボーイさんが
「お嬢様、どちらへ行かれますか?」
キャーもう一回お願いします!へへへ〜お嬢様かぁvv
「あの・・・?」
はっ!危ねぇぜ、よだれ出てねぇよな。ドキドキ。
「平安の間へ行きたいのですけれど」
「ではご案内させていただきます」
お兄さんにエスコートされて会場へ。セレブ気分。おほほ。

開場と同時に中に入り、大量の椅子におののく。宿泊プランの指定席のすぐ後ろに陣取り、隣室に用意されているお茶とクッキーを食べまくる。お嬢様モード解除。お客さんが続々と入って来るのだけど、年齢層が高いことに気づく。一人で紅茶を飲みながらfrannieを待っていると、小母さまに声を掛けられる。
「大学生でいらっしゃるの?」
「ええ」営業スマイル
「お一人?」
「友人が一緒なのですが、まだ到着していないようです」さらに営業スマイル
「読書がお好きなの?」
「はい。両先生の作品は大好きですわ」お嬢様モード再開
「どんな物を読まれるのかしら?」
「もちろんミステリです(うふっ)」お嬢様モード全開
「あら、知らないわねぇ。誰の作品なのかしら?」
「はぁ・・・」お嬢様モード中断

もう一杯紅茶を頂くことにし、小母さまから離れたところ、frannieが来た。

あぁ本題に入れなかった!続きは明日更新だぜ。